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警察さんも取締りのノルマノルマで大変ですね。でも氏ね。
2006/06/01 13:41
今日から違法駐車の取り締まり方法が変わります。
このエントリーはかなり長い&私の警察に対する恨みつらみを書き綴ったものです。




大きく変わる点を箇条書きにすると以下のとおり。

①民間の駐車監視員が取り締まりを行う
②(従来)チョーク印で一定時間経過すれば取り締まり→(改正)見つかれば即取り締まり
③運転者が反則金を納めないと、車の持ち主に放置違反金の支払い義務が発生する


これらについて考察。

①警察官以外に、民間の駐車監視員が巡回し、放置駐車違反の車両を確認した場合は、その車両に確認標章を取り付ける。そして違反車両をデジカメで写真に収め、ナンバーなどを警察に送信。警察署長は、地域住民の意見・要望等を踏まえ、駐車監視員が重点的に活動する場所・時間帯等を定めた「駐車監視員活動ガイドライン」を策定し公表する。
官から民へ。民で出来ることは民でしましょうという小泉首相の大きな流れの中での改正です。
これを導入するに当たり、警察庁は以下の理由をあげています。
・従来の違法駐車対策では違反車が減らないので、取締りをきつくする
・悪質な犯罪が増加するにもかかわらず、検挙率が低下している現在、必要事犯に警察の力を注入しなければならない
しかしこんなの言い訳でしかありません。おそらく本当の理由は別にあると考えられます。それは、これから数年の間は団塊世代の警察職員が一斉に定年退職する時期を迎えます。しかしながら現在、警備会社やパチンコ産業といった退職者の再就職先は飽和状態にあります。そこで違法駐車の取締りを民間に委託することにより“仕事”を増やし、駐車監視員という“資格”をつくり、元警察官にはこの資格を簡単に取れるようにして退職した警察職員の再就職先を民間に確保する狙いがあるのではないかということです。これを天下りと言うのかどうかは知りませんが、再就職先の確保というわけですね。

②短時間の駐車でも、そのような駐車が繰り返し行われれば、安全で円滑な交通が妨げられるだけでなく事故の原因にもなるので、駐車時間の長短にかかわらず、放置駐車違反の車両については確認標章を取り付ける。
1回目のタイヤチェック(チョークで車両の場所、時間等を記録すること)を行い、一定時間経過後に、2回目のタイヤチェックを行ったときにも違法駐車が継続されている場合はこれを現認し取締りを行うというのが従来の取締法です。しかし改正後は、放置車両を見つけ次第検挙できるというわけです。しかしこれはともすればとても危険な法律です。例えばこんなケースも考えられます。
・宅配便で届け物をして帰ってきたらアウト
・途中で下痢をして公園のトイレに駆け込んで、戻ってきたらすでにアウト
こんなことで?と思うかもしれませんが、民間の監視員の出現によって有り得ることになるでしょう。民間なので基本的には利益至上主義・合理主義になるでしょう。つまり従来の警察以上に検挙率をあげなければいけなくなってくると思います。それはその監視員一人一人のノルマとして圧し掛かってくるので、期末のノルマの厳しいときには多少の無茶でもしてしまう可能性はあります。

③放置違反金を滞納して公安委員会から督促を受けた者は、滞納処分による強制徴収の対象となる。また、放置違反金が納付されなければ車検手続きを完了することができなくなる。
これまでの法律では、駐車違反の標章(あの黄色いステッカー)を取り付けられても、自分が運転したのではないと突っぱねられたり標章を自分で外されてしまったときには、普通に取り締まりを行うよりもかなり時間と手間がかかってしまいます。これでは取締り件数のノルマ(こんなのがあるのがそもそもオカシイ)をこなせなくなってしまうので、この面倒な1件を処理するよりも次の標章を取り付けに行った方が手っ取り早いのです。つまり、完全に無視するか、もしくは強く突っぱねることにより逃げ切ることが出来るということが起こってきます。この「標章」を取り付けられても出頭せず“逃げ得”になることを防ぐために、この改正が行われました。
しかしこれもかなりの欠陥法です。違反者が出頭しなれば、車検証上の「使用者」から、反則金と同額の「放置違反金」を徴収するという制度で、簡単に言えばカネの取りっぱぐれをなくす目的なのだろうと思いますが、この車検証状の「使用者」には違反点数がつきません。「放置違反金」の納付命令を何度も受けることになったクルマは「使用制限命令」つまり運転禁止処分を受けることになりますが、これは違反点数をつけられての免許停止処分などと比べると、格段に軽いといえます。こんな法律では「私が違反しました」と出頭するよりも後で放置違反金を素知らぬ顔で支払いに行く方が断然お得です。つまりこの“逃げ得”を合法化する制度というべきでしょう。


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以上、とりあえずメリットは無視して(というか無視できる程度なので)、デメリットばかりを挙げてみました。メリットは警察が誇張して広告しているので、それを見てもらえれば良いかと。
ちなみに京都府警のガイドラインはこのようになっています。監視員が重点的に 跳梁跋扈 活動する地区で駐車しようかと思っている人は注意してください。

とりあえず私は常に交通取締りに対しては中指を立てて生きていこうと思います。
京都府警ほど嫌いなものはない。 ←こんな考え方なので、こういった偏執したエントリーになりましたw
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コメント
飲酒運転とか珍走とかを
取り締まってくれよと思う。
民間の力で。

そっち系は暴力沙汰になるから
警察じゃないとできないんかね。
ならもっとそっち向いて働け、警察。

つか確認表彰つけて3分は短すぎ。
取り締まり員が殺される事件が
きっと起きるに違いない。
【2006/06/01 16:07】  WEBLINK [ URL ] NAME [ pe084 ] EDIT
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